排泄ケアの基礎知識
テキストの例です。ここをクリックして「テキストを編集」を選択するか、ここをダブルクリックしてテキストを編集してください。文字の色やフォントなど、テキストのスタイルを変更することもできます。作成したテキストは、ドラッグ & ドロップで自由に移動できます。ホームページを紹介したり、自己紹介テキストを入力しましょう。
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排尿トラブル(下部尿路機能障害)は、尿が漏れる(失禁)、尿が出にくい(排泄困難)、排尿の回数が多い(頻尿)の3タイプに大別されます。
症状のタイプ別に、対処方法を見てみましょう。
NPO法人
日本コンチネンス協会
排泄用具の活用 > レベルB:座ることができる人の用具
レベルB:座ることができる人の用具
ポータブルトイレ
14. 木製家具調
機能と特徴
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便座、ひじ掛けの高さを調節して使用できる。
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ふたつきで椅子にも使える。
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重いので安定性がある。
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便座はソフト素材なので、ドスンと座る人も安心。
適応
トイレまで歩けないが坐位横移動できる人、つかまり立ち可能の人は自立使用。それができない人は介助で使用する。
使い方、使用上の注意
ベッドから横移乗する時は手前の手すり部を外すと移乗しやすい。
15. ベッドサイド型
機能と特徴
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便座の高さを調節できる。
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手前側の手すり部を短くして対面の手すりを長くして移乗動作を楽にしている。長短手すりを左右交換できる。
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立ち上がり時足引き込みが十分できる。
適応
トイレまで歩けないが坐位横移動できる人、介助バーで立てる人は自立使用、それができない人は介助で使用する。
使い方、使用上の注意
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つかまり立ちで便座に移乗する時は長いほうの手すりが有効に機能する。
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立ち上がり時は足を十分に引きこむ。
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深く前屈して排泄できる。
16. 温水洗浄型
機能と特徴
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温水洗浄ノズルが前後に動き洗浄水が肛門に良く当たる。
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温水洗浄はリモコンで操作。
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座ると自動的に脱臭ファンが入り、暖房便座もある。
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便座、ひじ掛けの高さ調節ができる
適応
トイレまで歩けないが坐位横移動できる人、つかまり立ち可能の人は自立使用、それができない人は介助で使用する。
使い方、使用上の注意
温水洗浄の肛門刺激で排便を促すケースもある、下痢による肛門のただれや排便後洗浄の気持ちよさがある。
17. 自動ラップ型
機能と特徴
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排泄した汚物が自動的に熱でラップされて出てくる。
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水を使わず汚物と臭いを密封する。
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袋は毎回切り離される。
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便座の高さを調節できる。
適応
トイレまで歩けないが坐位横移動できる人、つかまり立ち可能の人は自立使用、それができない人は介助で使用する。
使い方、使用上の注意
汚物が入った防臭フイルムの袋は紙おむつと同様に処理をできるが、自治体によって差がある
防臭袋
18. 電動昇降型
機能と特徴
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便座が電動で昇降して立ち座り時の動作を助ける。(円弧で昇降するものと垂直に上下するものがある)
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ひじ掛けも便座に合わせて動き昇降中の体を支える。
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操作スイッチを左右どちらでも取り付けられる。
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昇降スピードは安心感がある。
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温水洗浄便座を取り付けられる。
適応
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関節リウマチ、膝関節症、下肢筋力低下など立ち座り動作が困難な人。
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自立使用では坐位がとれる人。
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介助で股関節を曲げられる人。
使い方、使用上の注意
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立ち座り時の転倒事故を防止する意味で、本人と介助者に有効。(価格は多少高いが、低価格化しつつある)
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床面に固定できる。
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昇降時に手足を巻き込まれないように注意する。
19. トイレ用車いす
機能と特徴
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ベッドからこのいすに移乗し、トイレまで移動してトイレ上にお尻をセットできる。
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トイレの温水洗浄機能を活用できるメーカー品もある。
適応
けり足走行できる人は自立で、できない人は介助で使用。
使い方、使用上の注意
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シャワー用車いすとしても使用できる。
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軽量コンパクトで動線を確保すれば屋内移動,位置移動しやすい。
手持ち式集尿器、尿瓶
20. 自動吸引型
機能と特徴
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レシーバーを陰部にあてがい、そのまま排尿すれば自動的にタンク内に収尿される。
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男女のレシーバーは簡単に本体にセットできる。
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排尿前から吸引作動もできる。
適応
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尿意がある人。
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自分で尿器を当てられる人は自立で。無理な人は介助で使用できる。
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坐位仰臥位で使える。
使い方、使用上の注意
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男女のレシーバー後部に吸引用スイッチがあるので、特に女性は排尿前にONすると漏れの不安が低減する。
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吸引音がでるので個室以外では周囲の人に了承を。
21. 自然落下型
機能と特徴
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レシーバーに排尿された尿はホースを通ってタンクに収納される。
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自然落下式で音は静か。
適応
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尿意がある男性。
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夜間頻尿などで、自分で尿器を当てられる人は自立で。
使い方、使用上の注意
自然落下式で音は静かだが、ホースの位置が尿器より高くなると漏れの原因となるので注意する。
22. 女性用尿瓶
機能と特徴
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排尿した尿はタンク部にたまる。受け口を上下逆転してはめられる。
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洗浄しやすい。
適応
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尿意がある女性。
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入院時や頻尿などでの自立使用が多い。
使い方、使用上の注意
尿器の口を会陰部に押し当てる時にタンクの後部が上がらないように工夫する。
23. 逆流防止弁型(男性用)
機能と特徴
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逆流防止弁があるので排尿後に揺らしてもこぼれにくい。
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防止弁で尿臭が戻りにくい。
適応
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尿意がある男性。
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自分で尿器を当てられる人は自立で。
使い方、使用上の注意
便が出る量や性状を見つつ判断して使用する。
24. 逆流防止弁型(女性用)
機能と特徴
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逆流防止弁があるので排尿後に揺らしてもこぼれにくい。
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防止弁で尿臭が戻りにくい。
適応
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尿意がある女性。
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お尻の下に尿器を入れられる人。
使い方、使用上の注意
またがって(トンビ座り)で排尿すると気持ちよく出せてこぼれにくい。
25. 逆流防止弁型女性用グリップ式
機能と特徴
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逆流防止弁が付いている。
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陰部にあてがいやすい、グリップは長さ調節できる。
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逆流防止弁があるので排尿後に揺らしてもこぼれにくい。
適応
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尿意がある女性。
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入院時や頻尿などでの自立使用が多い。
使い方、使用上の注意
夜間頻尿で尿の継ぎ足しをする場合に、逆流防止弁があると前の尿がこぼれない。
その他、活用可能な用具
監修 ‐ NIDOインダストリアルデザイン事務所 代表取締役 石井賢俊(工業デザイナー、福祉用具プランナー)
引用 - 「QOLを高める特殊尿器の有効活用」公益財団法人テクノエイド協会。福祉用具シリーズ Vol.16 11~12頁の図
参考文献 - 「らくらく排泄ケア」自立を促す排泄用具選びのヒント。(株)メディカ出版